迷っている人へ      

 

道が二つに分かれていたら、

いちばん早く見つける方法に「きく」という作業があります。

では、だれにきけばいいのでしょうか?

尊敬する先生?

愛する伴侶?

信頼する友人?

 

きいてもいいと思う。

参考にするのはいいと思う。

でも、ヤッパリきいてほしい人がいます。

 

それは、自分。

あなた自身です。

 

あなたは、本当は心の中にちゃんと地図を持っていて、

どこに行けば自分が心地よくできるか知っているのに、

まるで地図など初めから持っていなかったように振舞うのですね。

思い出して、

あなたは持っているでしょう、ポケットの奥に。

あなた自身の、あなたしか持っていない心の地図を。

 

気にしているのは他人の目?

気にしているのはプライド?

 

何も持たずにただ心の地図を広げてみてください。

あなたは行き先がわかっているはずです。

もしずれた道を行ったとしても、

あなたはただ方向を修正するだけでいいのです。

責めることはありません。

後悔することもありません。

修正してください。

そしてあなたの心地よさを指針にあなたは進むだけでいいのです。

迷いなど初めから存在しなかったように。

「月のメッセージ」大和出版

 

この文は著名な人の文ではありません。

作者は、日木流奈(ひきるな)くん。

話すことも書くこともできない障害を持つ九才の男の子。

感じるものが多く、皆さんに是非ご紹介したいと思いました。